自分の思いや主張、言わない方がうまくいくって思って押し殺してた話。

こんにちは!
ぷうかです。

 

最近、
自分の理想を素直に思い描ける大人って
そう多くないんだなと思う機会が多いです。

「わがままってなんだ?」

って考えてた時に、
私が何も言えなくなってしまった
22歳の頃の話を思い出したので、
今日はその話をしようと思います。

ちょっと長いですが、
物語になってるのでサクッと読んでみてください。

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私は昔から、
好きなことに没頭するとか、
自分の好きなことに対してとことん努力するのが
すごく好きでした。

父が自己破産して
金銭的に絶対しんどい時にも

どうしても好きで
辞めたくない習い事を

「どうしてもやりたい。お願い。」

と言って親を悩ませたり、

その習い事が好きすぎて、
高校生のくせに自主練してたら
終電がなくなってたなんてこともあって、
相当わがままにしてきました。

それもこれも
母が頑張って働いてくれてたからできたことです。

「好きなことを楽しんでるわがままな私を
全力で応援してくれてたな~」

と、母のもとを離れてはじめて分かりました。

 

昔から、

「お利口さんね。」

って言われることは無かったけど、

わがままな私を受け入れて
自由にさせてくれてたなって思うと、

「母ってすげぇな。」

って心から尊敬します。

だから、
幼少期から大人になるまでの私は
けっこうわがまま娘だったんです。

 

けど、大人になってから
わがままから何も言えない人間に一変しました。

21歳を迎えて社会人になって、
営業職として働きだした頃、
彼氏ができて同棲してたときです。

その当時の彼氏が超怖い人で。

もうね、
めっちゃ怖い人と一緒にいたんですよ。笑

 

後から気が付いたんですが、
当時、他人にめっちゃ依存していて、
怖くても離れられなかったんですよね。

自分は部屋を散らかすくせに、
私が掃除機かけたがるとイライラするし、

夜中に会社のケータイを見られて、
同期の連絡先が下の名前とかあだ名で入れてて
ブチ切れられて髪引っ張られるし、
(痛いからやり返したけどw)

怒ると缶ビールぶん投げるし、

もう家に帰るのが恐ろしかったです。

 

良く言われてたのが、

「お前は俺をイライラさせるのがうまい」

って言葉でした。
(思い出しながら書いててめっちゃ怖いです。笑)

それを言われるのが怖くて怖くて。
この時のその人の顔と声がめっちゃ怖くて。

怖いから次の言葉を出そうにも
出せなくなって、

「なんか言えよ」

って、また怒られるっていう・・・

 

当時22歳とかなのに、

「怒らないで」

って頻繁に言ってました。
(今考えるとめっちゃ笑えます。
が、当時は本気で泣きそうでした。笑)

 

「なんでイライラさせちゃうんだろ。」

って思えば思うほど、恐怖が勝って、
自分の気持ちを言葉に出すのが
苦手になっていきました。

涙だけ出て言葉は出ない。

こういう日が多かったと思います。

そこにつけこまれてしまって
どんどん相手の思うままになっていきましたね。

 

そんな感じで私は徐々に、
全く自分の主張や思いを言葉に出せない人間になりました。

会社でもなんでも仕事を請け負うし、
やってできないことってそんなになかったので
ガンガンタスクをこなしていきました。

営業もスキルを磨いていたので
数字を任されてもやればできちゃう状態で
どんどん数字が上乗せされていったんです。

支店の数字が不調な月は、
部長に

「今月厳しいからお願いできる?」

って言われると、

「任せてください!」

って笑顔で答えて、
完全にイエスマンになってたと思います。

その方が自分も周りも楽だと思っていたので・・・

「自分の思いと伝えるとかって
 しない方がうまくいく」

「嫌だって思っても
 言わないでやっちゃった方が早い」

これを覚えてしまって、
わがままから180度変わって
お利口さんで都合のいい人になりました。

 

そんな性格になって
社会人生活を送ること4年がたったころです。

ビジネスが、
自分のやりたいことも言いたいことも言えない私を変えたんです。

 

その怖い彼と婚約破棄して、
少しずつ精神的に自立していって
ビジネスをスタートしました。

するとビジネスを通して
自分と向き合う時間がめちゃんこ増えたんです。

「私ってどうなりたいんだろう?」

そう考えて
ノートに書きだしたりすることもありました。

で、ビジネスの世界にいる人は
みんなめちゃくちゃ素直に発信していることにも
気づいたんです。

「すきなひととだけ絡んでたい。」

「今度実業にも挑戦したい!」

「月50万稼げるようになって独立したいんです!」

そんな、
前向きで欲望に忠実な先輩を
たくさん見てきて、

「私も自分のこころに素直に生きたい・・・!!」

そう思うようになりました。

 

で、少し経って
ビジネスで結果を出せるようになってきたころ、
会社の営業施策で全然やりたくないことを
やらされる機会がありました。

その営業施策は、

地域のエースを集めて
良く分かんない4人ずつチームに分ける

チーム同士で営業成績を競わせる

っていう施策だったんですが、

「営業って、ある程度実績上げられるなら
あとは各々の個人がやりたい分だけやるもの」

っていう私の考えの真逆をいくものでした。

「やりたくないなぁ。」

そう思いながらも
半強制的に施策に参加させられていました。

でも、
その施策がはじまって2週間くらい経ったころ。

私の営業の調子が悪いタイミングで
社用ケータイに

「どうした○○チーム!」

「差をつけられてるぞ!」

「巻き返さないとやばいぞ~」

ってメールが届いたんです。

その文字を見た瞬間、

「なんで私のペースでやらせてくれないんだろう」

「ってか、お前に指図される筋合い無いんだけど」

「あんたのために
仕事してるわけじゃないんだけど」

「この施策おかしい!」

って思いが
一気にぶわわわわっとと湧いてきました。

 

「これってわがままかな」

「我慢するべきかな」

ってひとりごとが
一瞬頭の中によぎったんですが、

ビジネスで
自分の思いとか主張を素直に出すことに
楽しさを見出してたので、

「もう我慢しないでいい!」

って、自分で自分の背中を押すことができて、
その施策から降りることを決心できました。

思い立ったらもう早かったです。

みんなが事務室で仕事をしてる中、
無言で廊下に出てって
階段の踊り場で社用ケータイを開いて
その施策の責任者の上司に直接電話かけてました。

そして開口一番に、

「もう無理なんで、全部おろさせてください。」

って伝えることができました。

めちゃくちゃ怖かったし、

「もうこの会社には長くいない。」

っていう覚悟を決めたことの怖さも
ゼロじゃなかったけど、

間違いなくビジネスをやってきた私が、
いつもと違う行動を取らせてくれたと思います。

言った瞬間涙がボロボロ出てきたけど、
あのすっきりした感覚は今でも覚えています。

 

さらにこの1件が、
私のビジネスへの熱や覚悟への糧になって、

「直ぐに独立したい!」

っていう私の心の中にあった本音も
引き出してくれました。

そんなこんなでビジネスに熱中してたら
ネットから上がってくる収益が
10万、20万、50万と上がってきて、

気が付いたら、

「あ、これは退職できるかも。」

っていう状態になってたんですよね。

 

自分でもびっくりしてるけど、
間違いなくビジネスが
私を変えてくれたなって思います。

今はもう、
怒られるのが怖くて
何も言えなかった自分はいないし、
組織の言う通り、期待通りに動く私ももういません。

 

今は、

「朝起きたくない~」

っていうわがままも我慢しないで
自分の起きたい時間に起きれるようになったし、

苦手な人との付き合いはしないで
好きなひととだけ会えばいいし、

大嫌いな満員電車にも
乗らなくていいし、

勤務時間の管理もされないから、
仕事したくてたまらない時は
朝までやっても誰も怒らないし、

本当にわがままに生きてるけど、
こんな風に変われた
いまの自分がすごく好きです。

ビジネスしてる自分がすごく好き。

 

もちろん最初は、
お金や働き方をなんとかしたくてビジネスを始めました。

でも、
こういう目には見えない幸せをつかんだっていうのが
私にとってはすごく大きい変化でしたね。

あなたのわがままは何ですか?

大人になると、
素直にわがままを
思い浮かべることもできなくなって、

「どうせ自分にはできないから」

「自分はそんなこと望んでない」

「そんなことを妄想してるだけ時間の無駄」

って、
心に蓋をするようになると思うんですよね。

でも、
じっくり自分と向き合ってみる時間を取ったり、
一回ノートに書きだしてみたり、
仲間と自分の夢を語りあったりしてみてください。

案外、

「叶えられるけどやってない」

「実はできないと決めつけてるだけ」

ってことに気が付けると思います。

 

いやぁ、
辛いこともありましたけど、
そんな過去に対しても、

「なかなか面白い人生歩んでるな、私。」

って思えるようになったのも、
ビジネスのおかげですかね。

 

他にもいろいろ面白い経験してきたので、ぜひプロフィール覗いてみてください。